『あとインスタの自撮りかわいいからたくさん載せな』
わたしのだいすきな友人が言ってくれた。
彼女はいつもわたしを肯定してくれる。
いつから底なし沼に落ちたのかわからない自己肯定感。そこから救ってくれたのは彼女の一言だった。その一言については冒頭の言葉ではなく、わたしだけのものだからあえて書かない笑
本当に小さい頃は自分のことがだいすきだった。将来の夢はお姫さまとか妖精だった。
「可愛くないとお姫さまにはなれない。小さくないと妖精にはなれない。」
夢自体子供のたわごとだ。リカコちゃんは可愛いからお姫様になれるといいね!という答えが正解だったのかは未だによくわからない。でも今でも否定された時の記憶がある。齢3.4歳ごろだった、緑道の間にある歩道橋の上だ。覚えてる。わたしの心はこの時から敏感だったのだろう。親に言われて辛かった。この時に自分はブスだと気がついた。お遊戯会でわたしは織姫になりたかった。でも織姫は一番かわいいあの子がなると想像してその通りになった。わたしはヒラメだった。母はわたしのことをかわいいと言っていた。ヒラメだけどうれしかった。でもヒラメは浦島の隣にはいけない。浦島は知らない男の子(記憶がないだけかもしれない)だったけど。
いつからかわたしはブスで運動ができなくてみんなの迷惑になるから勉強しっかりやらなきゃいけない、という思考になった。でも、賢くないから勉強できるようになるにはみんなが遊んでる時間も勉強しなきゃいけない。必然と中学生くらいには友達があまりいなくなっていた。デブな自分も辛くて拒食症になってた。でもそのおかげで生理が止まってプールの授業は欠席なし。運動ができないわたしには意欲で点を稼ぐしかなかったからちょうど良かった。中学生くらいだと努力が意外と報われる。わたしは内申点の5段階評価を一つの教科以外オール5とった。泣いた。あのとき唯一よかったねって一緒に泣いてくれた幼馴染の話はまた別のところでする。
あの時の気持ちにリンクしてしまったせいで涙が出てきたので一旦切断する。このあと進学した高校は最高だった。嫌いすぎる中学から抜けるためにたくさん勉強して本当に良かった。バカ中だったのとほとんど意欲点で稼いだ成績だったので、高校で下から数えた方が早い成績になったのはまた別のお話笑
遠回りしたけど、自分の顔嫌いで写真もあんまり好きじゃなかった昔からは考えられなかった自撮りだけど、わたしのだいすきな友人が認めてくれてから最近は化粧して加工して可愛く見える角度とかわざとバカみたいな顔したりとかして堂々と楽しんでる。今はバカみたいとか痛いって言われてもそっかごめんねって無視できる。
大学で出会った彼女は、所属が被っているものは特になかったけれどたまにトイレであって鏡越しに会話を交わすのが好きだった。
そんなわけで自撮り女と化したわけだけど
ちょっとだけ気恥ずかしさがあるから「地鶏」って揶揄した感じで自分でもわかってますよーってアピール笑
自分が自分の好きなもの撮って何が悪いの?って言えるくらい自分好きになるのはまだ難しいけどわたしなりに今のわたしが好きな瞬間が増えたよ。ありがとう。
自撮り女おわり。