不器用リカコの書きたい人生

20代リカコが書きたいことを書きたいままに書くだけのブログです。

クリーニング屋のおばちゃん

前 書 き

リカコは松嶋菜々子さんが大好きなので、今日は松嶋さんのお名前をお借り致します。

どうも!本日限定で松嶋リカコです☺︎

 

 

 

 

「いらっしゃいませ〜👵」

 

約一年前の就活の時期からスーツを着るようになった。当然スーツは自宅で洗濯できない。わたしは地元のクリーニング屋へと行く。

 

徒歩5分もない地元のクリーニング屋。私が幼稚園、小学生の頃はよく母が父のスーツを持って、わたしを連れスーパーの買い物前にクリーニング屋へ寄った。その時からおばちゃんはクリーニング屋のおばちゃんをしている。

 

「あら〜!今日はお母さんについてきたの?これからどこ行くの?お買い物?そおなのお!言ってらっしゃい!」

 

おばちゃんはいつも大きい声でハキハキ喋る。

 

「あら!松嶋さんいらっしゃい!今日もいいお天気ねえ〜〜〜!」

 

と、まあ、たわいの無い会話をしながらおばちゃんは自分の仕事を進める。そんなこんなで小学生の低学年過ぎた頃くらいからクリーニング屋について行くことは徐々になくなった。

 

そして、就活時期。

私は自分のスーツを持っておばちゃんのいるクリーニング屋に行った。

 

「あら〜いらっしゃ〜い。今日はどのように?」

 

スーツお願いします。

 

「はぁい。それじゃ、お名前、いいかしら?」

 

松嶋です。

 

「はい、えっと、まつしまさんっと。あら?え?松嶋さんって!あらあら!!!もしかして松嶋さんのところの娘さん?あっらあ〜〜あんなに小さかったのに!大きくなって〜就活?」

 

そんなやりとりが繰り返されるようになった。

 

就活が無事に終わりスーツもしばらく使わないだろうとクリーニング屋に行った。

 

「いらっしゃ〜い松嶋さん!スーツね!あら!内定したの!おめでとう!」

 

謝恩会が終わってドレスを持ってクリーニング屋へ。

 

「あら!いらっしゃい!松嶋さんね!素敵なドレスじゃない!謝恩会?あら、もう卒業?おめでとう!」

 

地元を離れる研修前にスーツを取りにクリーニング屋へ。

 

「いらっしゃ〜い!え?地元離れるの?お母さん寂しがるわよお〜〜〜!そんなことない?そんなことあるわよ〜!強がってるだけよお!笑

気をつけて行ってらっしゃい!あなたなら大丈夫よ!」

 

研修を終えスーツをクリーニング屋へ。

 

「松嶋さんおかえりなさい!帰ってきたのね!どうだった?あら〜楽しかったの?すごいじゃない!あなたみたいな明るい子ならどこでもみんなから好かれるから大丈夫よ!」

 

私はほんとは根暗で明るく振舞ってるだけだけど、クリーニング屋のおばちゃんの根拠のない励ましとか声かけはすごく好きだ。なんか地元って感じがする笑

 

「わたしはね!すっごくおっちょこちょいなの!だから、みんなに勇気を与えてるの!わたしみたいなのでとこうやってなんとかやってけるんだってね!」

 

わたしも同じタイプです笑

(生贄的な使われ方とかたまにしますよ笑)

 

ずっと明るくて元気なおばちゃん。

でも母は昔より痩せたと言っていた。

そっか。わたしがチビな時(いや今もチビだけどそういうことではなく)、からおばちゃんはクリーニング屋のおばちゃんなのだ。

 

母はおばちゃんのことを占い師的な人だねとも言った。

 

当たり障りのないことだから誰にでも当てはまるかもしれないけど(わたしのことを明るいから好かれると言ったり)、そういう言葉をお客さんにかけてあげてみんなに元気を与えている人。なるほどね、占い師。

 

一年以内には地元を離れて一人暮らしをしたいと考えているが、そうなったとしてもたまにはおばちゃんに会いにスーツ持ってクリーニング屋へ行ってみようと思う。

 

 

クリーニング屋のおばちゃんおわり。