ある時、鏡に映る自分の歯を見て驚愕した。
私の歯、こんなに茶色かったっけ!! ?
ショックだった。
真っ白でこそないし、歯の裏側とかになるとそれはもう綺麗とは言えないからクリーニング行きたいなと思いつつ、こんな時に唾飛ばしに来てんじゃねえよ!って思われるのが怖くて虫歯などはなく、緊急性を要していなかったのでいつもどおり寝転がってはみがきをしたりしていた。が、しかし!
この黄ばみ方は異常だ…
たまに茶色がかった歯をつけると鋭利なものでガリガリ自分で削ったりしていた。
表面の茶色いものがとれる。
いまだに唾液で歯は再生すると信じているけど本当なのだろうか。
とにかくこのままでは恥ずかしいしなによりショックなので念入りな歯磨きを始めた。
自宅でも職場でも鏡を見ながら丁寧に時間をかけて磨いた。夜はグチュグチュをした(小さい頃そう呼んでいた気がする笑)。毎晩鋭利なもので歯石を取りたまにガリガリした。
しかし1週間経っても綺麗になるどころか悪化しているような気さえする。
泣きそうだった。私の歯はこのまま黄ばんで腐ってなくなっていくのか………
ヤケクソで歯ブラシを捨てた。
そして新しい歯ブラシを歯に当てた時私の中に電流のようなものが走った。
何か違う感覚。でも私は磨く部分が子供用サイズの大人用の歯ブラシしか使わない。つまりいつもと同じ歯ブラシのハズ。
とにかくはみがきを終え、恐る恐る鏡の前の私に向かって「いーっ😬」としてみる。
!!!!!!
あの異常な黄ばみが!なくなっている!!!
ど、どういうことだ………
まさかっ!!!
いつもと同じ歯ブラシ。
ただひとつ、いつも曖昧にどれでもいいやと思って手に取っていることがあった。それは色、ではない。私は必ずピンクの歯ブラシを手に取るのだ。じゃあ、歯ブラシの特徴の違いと言ったら他にあるとしたら…………
硬さだっ!!!
そうです。この急に黄ばみ出した間、わたしは「やわらかめ」を使っていたようなのです。
それが「ふつう」に変えた途端、元のそんなに白くもないけどそこまで汚くもない歯の色に戻ったのです。
歯ブラシの硬さなんていつも意識してなかった。サイズと色だけで硬さって気になったことなかったから手に取ったのでいいやと思ってやわらかかったりふつうだったりかためだと血が出そうでやめとこうとなっていましたが笑
本人の力加減と歯並びなど絶妙なバランスで自分に合った歯ブラシの硬さがあるんだなと24歳になって気がつきました。
今からはみがきをするのでおわります。