不器用リカコの書きたい人生

20代リカコが書きたいことを書きたいままに書くだけのブログです。

しゃばけ

どうもこんにちは。リカコです☺︎

今回は久々にミステリー&ファンタジー(カテゴリ的にはミステリ・歴史フィクションらしいです笑)を読了しました📿✨

 

しばらく前に母が最近ハマってる本があると言っていて、実家に帰った際にその本の所在を聞くとズラリとシリーズもの。

 

コレは全部持って帰れねえやと2冊カバンに入れて家で若い順に読もうとすると…

 

第一シリーズなくね?

 

「…もしもし?あー、一巻ね、ネットで読んだからないわ、でも連続ものじゃないからどこから読んでも大丈夫だよ。」

 

いや、そーいうことじゃねえ!!!!!www

 

仕方なく、古本屋を2軒まわるも一巻は見つからず、本屋で新冊を購入しました(ᯅ̈ ) 笑

 

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久々に読んだからか漢字が読めねえ!笑

まあ、舞台が江戸なので言葉の言い回しや単語が普段使わない用語だったりしたから、というのもあるでしょう。

だからか、最初は背景も登場人物、いや登場人物妖物か笑、もなかなか想像出来なくて文字を追ってる感じでした。

でも、これが偉いもんで途中から勝手に頭の中に描写が描かれていて、わたしの前にあるのは確かに黒い文字なんですけど、映像で入ってきて、久々にファンタジーの読書たのしんでるな〜わたしと思った次第です。笑

 

一個ほんとどうでもいいこと言ってもいいですか?

この本、江戸が舞台なのでセリフが江戸っ子言葉なんですよ。だから「〇〇じゃぁ

ないよ」が多用されてて…いや、春日さんじゃあないかよ笑ってひとりでツボってたんですけど、本編全く関係なくて母に無視されたもんで…w

 

そうだ!母といえば、あの人わたしが犯人の正体が分かり始めたらへんまで読み終わったよ!と伝えると、「あ、おばあちゃん妖怪だからね。」とまさかのクライマックス盛大ネタバラシしてきてやばないですか!!?www

 

これ以上バラされると楽しみ半減するので報告をやめて急いで最後まで読了しましたw

 

歴史フィクションだから、自己投影とか感情移入はあまりなかったんですけど、怒涛のクライマックスで、この時代背景だからこそ活きるセリフであり、今も通ずるところがあったところをピックアップします!感想相変わらず下手くそですねw

 

***

『そやつはよほどのこと、付喪神になりたかったのだろうよ。己が欲にとらわれすぎると、周りのことなど見えなくなるものだ』

 

おもしろくない思い出は、おとといの向こうに捨てて、楽しい毎日を送りたい。それが本音なのだ。

 

己の欲に走って、自分しか見えなくなったものの断末魔。我が身を止めるだけの強さも、他を見るゆとりも持たなかった。『きっと、強くなる…』それは己に言い聞かせる言葉であった。-

 

とにかく人の思いは色々で、皆が満足するのは簡単ではない。だがなんとか松之助の力になりたい。-

 

***

 

あと、仁吉が

「あたしらは商人。様式を守って格好に命をかけてる武士とは違います。仕事も日々のことも放っておくわけにはいかないですからね。船荷を仕分けて薬を調合する間に、血にまみれた妖物を倒すんですよ」って笑うシーンがめちゃ好き。

ファンタジーなんだけど、そうそう!好きなこと(彼らは若だんなの命がかかってるから好きなことではないがw)だけやってられる道を選べる人ばかりじゃないのよ、というか、好きでこっちの道選んでるからいいんだけど、日常が非日常だけの人間、いや妖怪、まあ人間でいいか笑、ばかりだと思うなよ!ってね、なんか色々このセリフだけでぶわっと感情湧き上がったし、スカッとしました笑

 

そうだ、仁吉といえば、佐助とふたりで若だんなを護衛してるみたいな感じなのに、

仁吉の出演多くね?www

いや、イケメンだからって佐助押しのけて出てきてやしないかい?気のせいかい?

佐助出て来なすぎて、コイツ犯人なんじゃないか?とすら思ったよw

そういえばミステリー読むのも久々だなあ。

いつも犯人間違えるなわたし、www

やっぱりね!とかそうだと思ったとか途中からもうわかってたとか絶対ならないからめちゃくちゃ良い読者だと思う笑

どんでん返しとかすぐどんでん返されるもん笑

アホなだけって思った人、、、多分その通りです!!!!!!笑

 

逸れましたが、あとは一太郎

「効くねぇ、二十五両」っていうシーンが動画だったら多分100回は巻き戻したね、うん、w

こういうシーンなんか好きなんですよね、ヲタク的性癖かな笑笑笑

 

そうさなあ、こういう小説の感想って難しいな笑

自分と重ねたりして読んだわけじゃなく、作品として楽しんでから、そう考えるといつもの方が感想ではなくて、本を読んで感化された自分の感情書き綴ってただけかもですけどw

 

でもひとつ、あああって思ったのが栄吉がお菓子やから逃れられない事実と家柄とか生まれ落ちた場所で決定的に違う常識の観念で形容できないあああって気持ちになりました。

 

全くまっさらな状態の人ってこの世にいないと思うんですけど、江戸とか家柄で己の一生が決まってる背景があると、今だからこそ好きなことしたらええやん!的な風潮ですけど、私みたいなチンチクリンな一般市民の方が自由なんでしょうね。

大学生の時、よくリゾートバイトしてたんですけど、神主の娘さんと一緒の部屋になったことがあって、その娘が、「今しか好きなバイトできない」と自分の将来があらかた決まっていることへの諦めとなんだったんだろうなあいの表情は、なんで決まってるのかってところはとうに過ぎたようなことを言っていた、確か。

 

なんで昔を少し懐かしんだところで、まだまだシリーズあるみたいなので、おかんに借りた二巻分は読んでみようかなと!

シリーズもんどうしても得意じゃなくて、同じパターンだな、って本を閉じがちなんですけど、妖と江戸というだけでちょっと惹かれるし今んとこ続きが楽しみです(*´꒳`*)✨

 

妖怪って素敵な日本の文化だと思う。

暗闇を恐る心から、モノを大切に思う心から、欲望を揶揄する心から、嫉妬する心から、何かを守ろうとする心から、そうやって何かを強く想う心から、心が気持ちが具現化されたモノのひとつが妖怪という存在なわけで。私たちは朧ノ刻の明るさを手に入れた代わりに何か失ってしまったのかもしれませんね。

だって明るくなってしまった現代にはもういないんだもの。。。

 

おわり

 

P.S

朧の刻、、、黄昏時とかじゃなくて?と思った方。正解デス。でも多くは語りません( ˊ̱˂˃ˋ̱ )笑