※ネタバレしかないと思います。笑
※若林さんの本は感情移入しまくってるので、いつも以上に自分の感覚を綴っていて、感想というより感想の程をとったわたしの感情だだ漏れです笑(旅行の本だと思って読んだら若林さんの想いの本という本書と同じ?です笑)
なので、完全に自分の捉え方なので誤解を生む表現が多いと思いますが、ご容赦ください。
それでは、気取ったように見えるであろうリカコの読書感想文はじまります☺︎
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文庫本が出るのは知っていました。
でも好きな本こそ、本屋で手に取って書いたくて敢えて予約はせずに自分の足でふと入った本屋で買いました。この時点で既に第3版。
若林さんが愛されていることとこの人の本が必要な人口の証だなあと本心と初版を買えなかったことを後悔しないための理由を胸に鞄にしまう。
若林さんの本は4年前に『ナナメの夕暮れ』を何故か手にした時からで、つい先日『社会人大学人見知り学部卒業見込み』も拝読させていただきました。
社会人大学人見知り学部卒業見込 - 不器用リカコの書きたい人生
つい先日って言っても季節が夏から秋に変わったんだね。
文庫本になるからこの本の存在は知っていたし、ラジオの話からも「旅行の話じゃあねえな」なんてことは分かっていました。
でも読み始めて形容できない違和感を感じ始めました。
何だろう。今まで読んだ2冊と違うこの気持ち。。
その理由に家庭教師を雇ったところら辺から気がつき始めました。
「この人、何で生きづらいんだ、何で自分のままじゃダメなんだ、なんでなんでっていうところから、何での理由を突き止めようとしてる!先に、わたしの先に行ってしまう!この生きづらい世界に置いていかれてしまう、まって、、、」
『ちょっと待って、新自由主義に向いてる奴って、競争に勝ちまくって金を稼ぎまくりたい奴だけだよね?』
「やめてくれ、、、」
『このシステムの中で向いている性格が限定されていた!』
「見ないようにしてたんだ、この世界にマッチしない理由を、、、」
『おい、お前の悩みは全部人が作ったシステムの中でのことだったぞ。残念だったな!』
「・・・」
35頁を読み終えた時、わたしはそっと本を閉じました。
「この社会にわたしの生きる場所はやっぱりなかった。死のう。」
24年間の人生の幕を閉じることを決意した日でした。
この話は死ぬ前後の散々してるので割愛示すが、本当に良かったなあと思います。
まだ35頁、キューバにすら行ってないですから本はまだまだ進みます笑
10月29日、24年の死を決意して実家に帰る電車に揺られながら続きを読んでいました。
それでもまだ違和感が続いていましたが、その理由はすぐわかりました。
「歴史が、、、わからん。笑」
修学旅行の時に何故事前学習で寺社について調べさせるのか、何故その土地の歴史について調べさせるのか。
それは『修学』旅行だからなのです。
学びに目覚めている若林さんの旅。
ゲバラとかカストロとか社会主義とか、勉強が嫌いなわたしは全然よく分かってなかった。
『無知の知』をここで得ただけわたしは幸福なのでしょう。
知らぬことは愚かなこととはよく言ったものです。知ることは時に生きづらさや傷を負うことにもなるけれど、それだけで楽しさが倍増することもありますよね。
グダグダ書きましたが、要はジャンル問わずに生きる限り学ぶべきだなと思っただけです笑
正直このペースで書くと全ての頁の一言一句に色々感じてたので終わりません笑
ただ、読み進めていくと、「あ、若林さんだ」とだんだん思ってきて(この感覚が最後の解説をより際立たせる)、人間の変われる部分と人間の変わらない部分に少しだけホッとしました。
休日の電車で本を読むのが好きなわたしは昨日電車に揺られながらアイスランド〜続きを読んでいました。
あとがきを読み始めて、『コロナで価値観が変わる』について客観的に書いていた若林さん。
このトリガーでわたしは『コロナで価値観が変わる』ような多くの人たちは(医療従事者とかコロナウイルスにもろに関係してる人を含まない、伝わるかなあ。。要は"世間"の声と一緒にしか動けない人たちのことです。言葉が強くてごめんなさい。)本当にしあわせフィルターでこの世界を見ていた幸せの国の住人(わたしはクソやろうなので、考えすぎとわたしのことを揶揄するような人間を心の中でそう呼んでいる。)だけの話で、環境が変わっただけで価値観は変わっていかないし、選択肢が変わるだけで価値観は変わらないだろって想いの雪崩でゲロ吐きそうになりました。
あとがき読んでいるうちに涙が止まらなくなって文字が見えないだけでなく、マスクの下の鼻水が大変なことになったので、本を閉じ、iPhoneのInstagramの画面を開きました。
なんか伝えなきゃ、、、伝えなきゃ!!!って。
思ったんでしょうねえ。。
今!まさに!読んでいた、
若林さんの『血の通った関係』の前ではこんな手段は無力なことを自分の想いでいっぱいになってわからなくなっちゃうようわたしみたいなやつを世間は嫌悪するのでしょう!笑
ちょうど降りる駅で「あっ。。」となって別の電車で続きを落ち着いた気持ちで読めたので結果オーライです笑
あとがき、栗ピーナッツの、あ、間違えた、Creepy NutsのDJ松永さんが書いてくださって本当によかったです。
『人はずっと同じ形ではいられないのですね。』
『あなたは、本当の意味であなたでい続けました。あなたのその姿が、どんなに時代が変わっても、どこに行ってもあの日と全く変わらず、俺に「そのままでいいんだよ」と言ってくれていました。』
『常にその時のあなたで良いです。』
Creepy Nuts、聴いてみます。
『ナナメの夕暮れ』はベッドのヘッドボードに置いたままになっている。
4年前にある場所で読んだきりである。
あの時とまた違う気持ちになるのかなあ。
誰の役にも立てなかったわたしのための休日に綴る感想の形を借りたゲロみたいな感情。
おわり。