不器用リカコの書きたい人生

20代リカコが書きたいことを書きたいままに書くだけのブログです。

リップヴァンウィンクルの花嫁

どうもこんばんは。リカコです☺︎

 

2020年も残すところあと数時間。

情勢とは全く関係ないところでわたし自身の情緒は職場・友人・恋愛(今年は家族は安定していたようです、良いこといいこと☺︎)いろいろあった一年でしたが、それはさておき。

 

今回はいつかになんとなく配信していたのを観て、原作を読みたくなったこちらです。

 

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実は映画を観て原作を読みたくなったというのは正確にはちょっと違いまして、この映画を観たあと、自分の中でなんとなく腑に落ちきってない感覚で、こういう時はネットに聞いてみます。もちろん、Twitterや映画評価サイトのような一言二言で書かれたものではなく感想・解釈・解説をある程度綴っているものを見て、アホなわたしは二次理解を深めるのをよくやっています。

 

その時見つけたのがこちらでした。

リップヴァンウィンクルの花嫁/岩井俊二~幸せに壊されるんじゃなくて、やさしさの中で壊れたい~ - 深夜図書

 

だけど、本を読んで真白はお金では買えないやさしさに出会ったから壊れちゃったんだって思った。

真白は死んだんじゃなくて壊れちゃったんだって思った。

 

この方のブログに綴られたこれを読んで、本、買わなきゃと。

思い出しました。わたし、真白が放った『しあわせの限界』について、自分もすごい感じてる事だからなんか反芻してしまってそれを調べていてここに辿り着いたんだ。

 

それで、これを読んだもんだからなんかカチッと何かがハマる感覚でした。

 

先日、友人にこの前あった想い人とのいろいろやなぜか自分は人と交際するというところまで辿り着けない、何故なのか、というような話を電話で聞いてもらっていたら

『ほんとだね、なんでなんだろうね。でもさ、リカコさんはあれだね、だれかと両想いになれてしまったら壊れてしまいそうだね。』

 

先も短いのにしあわせになった途端壊れるのかわたし。。。哀れなり。

 

また自分の話に飛んでしまった。

 

感想というか映画を観てから読みましたが、ここまで忠実に映画に再現されてる原作珍しいなっていうくらい映画の台本を読んでいるような気持ちでした。描写とか表情とか細かいところが映画の中に映し出されていました。

真白に関することがひとつ、映画にはありませんでしたが、どこをどのように映画にするかっていうのがやっぱり映画の作品としての魅力のひとつなんでしょうね。わたしは変にいれてなくて良かったし(排除ではなく語られてないだけで真白の中にその事実はある)、背景知った上でもう一回見たら別の感情も持ちそうだなと。

 

ただ、忠実だったからこそ映画でもわからなかったけれど余計にわからなくなったことがひとつ。

 

何故、安室は最後我を忘れて泣いたのでしょうか。

映画で綾野剛さんが号泣し始めたのを見て、最初笑いを堪えてるのかと思いました。(わたしと同じことを思った感想がネットの海にも漂流していました。)

わたしの25年の経験値じゃ推し量れない感情でした。。。

 

わたしはどんでん返しにしっかりひっかかる良読者なので笑(単純すぎるアホともいう)

映画で七海がホテルに呼び出されて、助けに呼んだはずの安室が動画回収してるあたりからこわいよこの人こわいよ!!!この映画は一体なんだっ!!?となっていました笑

 

一千万で七海を売れてしまう安室のどの部分に何が響いたのかわからなかった。

なんだろう、折原臨也的な感じなんだろうか。

 

答えはわからないままですが、何気なく観てしまった映画だったので、もう一度ちゃんと見直したいです。

 

あとそうだ、本の中で松任谷由実さんの14番目の月の話が出てくるんですけど

14番目の月は満月が十五夜でその前の月という意味で、次の夜から欠けてゆく満月より、明日が満月だという十四夜の月のほうが好きっていう話がめちゃくちゃ好きになりました。

なんだその素敵な感性っ!!!

 

例に漏れずまたぐちゃぐちゃな感想になっちゃったけど

ことある毎にわたしは真白さんが壊れちゃったことを思い出すし自分にもその要素があるって重ねちゃうなあ。。

 

 

そんなこんなで2020年も読み納め!

2021もマイペースにいろんなジャンルの本に出逢える年でありますように*・゜゚・*:.。..。.:*・

(実は読みかけたまま年越しする子(本)も手元にいるけどそれもまた人生笑)

 

皆さま、良いお年を〜・:*+.\*1/.:+

 

 

 

 

 

*1: °ω°