不器用リカコの書きたい人生

20代リカコが書きたいことを書きたいままに書くだけのブログです。

白くて綺麗な鼠と泥っぽい兎

兎を大切にするのに私は白い鼠を殺した。

しかも殺した感触を残したくないからアルコールを掛け続けて弱ったところ何かの上に乗せて外へ出した。

 

私が虫を家から出すときによく使う手法だ。

虫は簡単に死んでしまうから致命傷を与えず生きた状態で外に出す。

 

でも私はその小さくて毛並みの綺麗な小さな白いネズミを、躊躇なく弱らせて殺した。

死んだかどうかは確認していない。

 

小さい兎を周りの反対を押し切って連れて帰った。小さくて丸くて本当の毛並みの色がわからないくらい泥っぽかった。

龍がいる祠みたいななんか神聖な場所で、毛並みの綺麗なうさぎはたくさんいたけど泥っぽい兎を連れて帰った。

彼は何故かよくベランダに出ていた。

ずっと彼を見ていると餌をやるのをたまに忘れて焦ってお皿にフードと水でドロドロになった餌をベランダに置いた。

兎というよりモルモットとかハムスターみたいな丸まり方だったけれどれっきとした兎だった。

嫌なことがあると彼を手のひらに収めて顔にギュッとした。

彼はずっと泥っぽい容姿だった。

ある日彼はいなくなった。近くに茶髪の青年がいた。

前も飼ってた動物が人間になる展開だった。

人間になんてならなくていい、小さくて泥っぽいままのわたしだけの兎でいてほしかった。

 

小さくて白い鼠が私の前をまた横切った。

 

*

*

*

 

15時だった。

まだ眠たかった。

 

試験勉強をするつもりだった。

 

この前0時に電話がかかってきて

誰からの電話かもわかってるようなんからないような脳でスライドさせた

 

表示されてる人物とは声が違う、気がする

 

ただでさえ脳の引き出しが錆びてきてる今日

寝起きの脳には難問だった

 

「、違う人、な気がします、、、違う人ですか?」

 

彼は陽気に笑って自分の名前を告げた。

 

悲しかったし嬉しかった。

 

ずっと来ない連絡にやっとあった反応。

ただ待ち侘びた人の端末なだけでその人ではない事実。

 

寝起きの頭はアルコールを含んでる時の思考と一緒。

電話が来たのをいいことに全部吐き出そうとした。吐き出し切る前に電話は切られた。

そこから2時間以上眠れなかった。気がついたら朝だったがトータルで睡眠不足。

なのに冴え渡る脳。キビキビ動く身体。

おかしい…

疲れがで始める残業時間。

昔のコンクール曲のマーチを口ずさんでいた。

帰り道は指も動いていた。

 

帰宅してからこれを書いてる今まで2回目の昨日か今日かというくらい状況が変わらないまま24時間を時計と針が経過させようとしている。

 

ああ。

寝ても寝ても眠い。

毎日3回は必ず泣いている。

 

これは精神的にやばい状況に突入しようとしている。

 

断ち切らねば。

 

シャワーを浴びる。目を閉じる。

ずっと誰かと話してる。

実家の浴室にいると脳が勘違いして手を伸ばしシャワーを止めようとして、洗面台に手をぶつけた。

ああ。ここは洗面所と浴室が同じな間取りの私が1人で住んでいる家であった。

兎もいなければ、白い鼠もでない、夜中の電話は確実に出る私とは裏腹に私の電話どころか連絡にさえ反応はないひとりぼっちの家だった。

 

もう疲れたよパトラッシュ。

 

死は救いとはよく言ったものだ。

一度死んでからどんなに悲しくても壊れなくなった。

 

 

もうどうでもいい。

最後に会いたいなんて考えなければよかった。

うれしかった気まぐれの知らせと誘いの事実だけ胸に抱いて

渡せなかったチョコレートも一生会うことはないという言葉で珍しく急いで用意した餞別が転がる部屋で

 

もう会わないことを決めてループした感覚の今日を終わりにする。

 

辛い時こそ仕事。暇になるとロクな事考えないのよ人間は。

そうだね、うん、本当そう。

わたしもサマリーガリガリ書くね。

 

昔、彼女できたからもう家に来ないで欲しいと言われて泣きながら使用済みのチップ詰めてたけどチップ詰めるのプロすぎてもう勝手に手が動くレベルだったから考えまくりだったなあ。。

 

仕事してる時は仕事しか考えないからたった一日でいちにち何もできなくなるくらい脳が何かを抑制しようとしてる。

ある意味防衛本能か。

 

明日も早起きして仕事しよう。

おやすみ。

 

さようなら。