不器用リカコの書きたい人生

20代リカコが書きたいことを書きたいままに書くだけのブログです。

結の漸

そう。わたしは引っ越しの手伝いして、掃除して、昨日のことは忘れたフリ、ランチを楽しく食べてバイバーイ♪

 

なんて楽しく可愛い後輩でお別れしにきたわけじゃないのだ。

 

『そりゃ、そうだよな。』

 

わたしは正座をした。

 

「昨日、わたしは先輩に関係ないことまでぶつけました。まず先輩が誰を好きになろうと誰とお付き合いしようと先輩の自由ですし、わたしが先輩のことを勝手に好きになって、勝手に追いかけていただけで、それに対して先輩に謝らせてしまったのは違うなと思いました。そして、わたしの性格が原因で引き起こした過去のことは先輩にはなんの関係もないのにそれまで持ち出してぶつけたのは違いました。ごめんなさい。」

 

『いや、お前が謝ることは何もないと思うよ…』

 

「いえ。もちろん先輩が悪くないとまでは思えませんけど、昨日ぶつけた言葉はわたしが間違っていました。本当にごめんなさい。」

 

『まあ、本当にお前が謝ることではないと思うけど………』

 

「それと先輩。わたしお願いがあるんですけど」

 

『何?』

 

「欲しいものがあるんです。」

 

『うん。』

 

「今日のエピソードトークをください。この引っ越しのエピソードトーク。」

 

『???どう言う意味?』

 

「わたしが先輩の手伝いをしたことを話す権利をください。もちろん都合の悪いところはカットします。ただ単純に、先輩の手伝いをした、という話を話す権利が欲しいんです。」

 

『・・・それは、嫌だな。。。なんのために?』

 

「話したいから…」

 

『ごめん。それは無理………。』

 

(嘘つき。。昨日は"リカコは話す権利あるよ、うん、黙る必要ないよ…"って言ったくせに。。。嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき。)

 

『12時に帰ったことにしてくれるなら、、、』

 

「いいですよ。それでも。」

 

『いや、やっぱり、、、ごめん。それは嫌だな。』

 

「譲歩できないですか?」

 

『ごめん、、、リカコがいいなら。』

 

「良くないです。わたしは欲しいです。12時までのやつでも欲しいです。」

 

『ごめん、やっぱ無理だわ』

 

(数秒前の発言まで撤回してくるなんて大嘘つきだ。)

 

「それは、Yさんを傷つけたくないからですか?」

 

『うん、、、そうだね。』

 

(わたしは傷ついてもいいってことね。そうですね。)

 

「わかりました。じゃあもういいです。」

 

「じゃあ、わたしのことどう思ってたか教えてくれませんか?もう繰り返したくないんです。昨日も言いましたけどこの無限ループから逃れたいんです、わたしは。」

 

『いや、俺は最初からお前のこと、その、そういう風には、、、』

 

「わかってます。それは車で告白した時からわかってます。でも好きだってことは知ってましたよね?どう思ってたんですか?」

(自分が好きじゃない相手かつ自分こと好きな相手とセックスする気持ちってどういう感情なんですか?)

「グイグイきてウザかったですか?」

 

『いや、逆、逆っていうか、仲の良い後輩って感じで、そんなにマジだと思ってなかった、俺と同じ温度だと思ってた…』

 

「わたしが誰とでもヤる女だと思ってたんですか?軽い女だと思ってました?遊んでる女だと思ってました?」

 

『そこまでは思ってないけど…』

 

それを聞いて、これも(ああまただ。)と思った。俺のことそんなに好きだと思ってなかったって。

わたしは思ったよ、男にとってセックス って一緒にご飯食べるくらいの感覚じゃんね、それなのに2人でご飯は浮気じゃないって基準おかしいよね、何したら浮気なの?

そして、わたしが本気だと思ってなかった発言で、申し訳ないと思うことすらおかしなことだよなと思った。

だってわたしは"好きだとわかっていながら彼女がいることを隠して思わせぶりにセックス してた"って思ってたのに、彼は"俺と同じ温度で遊び感覚でセックス してて、ぞんざいに扱ってたから恋愛感情なんて抱かれてると思ってなかった"ですからね。

 

冷静沈着北村晴男

 

改善点一つ見つけたね。わたしは"好意の伝え方がどうやら下手"なようだ。

 

「好きでした。すごく。でも自分に興味ないことは一年前に車で告白した時にわかってました。でもご飯とか誘ってくれるし、ちょっとでも一緒にいたかっからぞんざいに扱われても一緒にいられるならいいと思ってました。昨日も言いましたけど、わたしは自分に価値がないと思っています。だからわたしが好意を示す方法はモノか金だとおもってます。プレゼント癖もそれです。」

 

「みんなが普通にしてる付き合うっていうのがわかりません。セックスの向こう側にいけません。人の感情がどうやったらこっちに向くのかわかりません。」

 

「本当にすごく好きだったんです。。。昨日、タバコの処理してるのを見て『よくそんなことできるな』って言いましたよね?好きだからです。好きだからやってたんです。だから今日はなんで手伝ってるのか、なんで掃除してるのか自分でもわかりませんでした。」

 

「3月だって、ご飯誘ってくれたから。LINEも何度もしちゃったけど、いつ呼ばれてもいけるように今月は誘いも断って予定一個も入れてなかったんです。はは、来月からたくさん遊ばなきゃ笑」

 

『いや、マジでごめん。昨日泣いたの見てマジだったんだって初めて気がついたよ。』

 

『逆に聞きたいんだけどさ、なんでこんなクズのことそんなに好きになったの?』

 

「いろいろありますけど、、、認めてくれる、受け入れてくれてたから。興味なかったからかもしれないけど。他の人が嫌がるネガティヴな感情も"俺はそういうの嫌いじゃないよ"って言ってくれてたから。自分で自分を認められないから誰かに認めて欲しいっていう結局は自己中だったんですけど…」

 

「キモい話ですけど、一番最初の歓迎会の時、覚えてないと思いますけど、新設されたわたしの配属部署について、何やってるかわからないって言ってる人しかいなかった中で、"○○部署ってどんなことやってるの?"って興味持って話しかけてくれたのが嬉しかったんです。そっから惹かれて、あとは最初に泊まったところから徐々に…」

 

彼は聞いてくれました。

初めてでした、失恋の相手が話を聞いてくれるのは。

 

「いつからお付き合いされてたんですか?」

 

(2019年だろ、夢の国のチケット落ちてるの前に見つけたんだよ…)

 

『正確な日にちは忘れたけど、1年くらい、かなあ…』

 

「そうですか。。」

 

『本当に俺がいうのはアレだけどさ、、、。俺が見てきた女の子たちで失敗してるのはさ、自己肯定感の低い子だよ、、、』

 

「もう嫌なんです、この無限ループから逃れたいんです。変わりたいんです。でも25年。ずっとマイナス思考で生きてきたんです。ポジティブになれるとは思ってません。でもマインドを少し変えないと、もう無理だろうなって。」

 

『そうだね。25年じゃ、変わらないかもな笑』

 

「変われなかったらループから抜けるために後はもう死ぬしかないです。」

 

『まあ俺が忘れるあと数年の間は生きてよ笑』

 

「忘れちゃうんですか?わたしのこと笑

結構しっかり刻みつけたつもりなんですけど笑」

 

『まあ8〜10年くらいはさ。笑』

 

(なんでここだけ具体的な年数?)

 

『あとこれも俺がいうのもおかしな話だけどさ、Yとは仲良くやってな、』

「それはもちろん。わたしそれに関しては天才なんで。何事もなかったかのように過ごせてしまうんですよね。まあだから好きな気持ちも気がついてもらえなかったのかもしれませんが。」

『そうだな、お前うまそうだもんなそういうの。気ぃ遣いだもんな、』

「まあそれに関しては隠す天才なんで。」

 

「あとこの際だから聞きたいんですけど、わたし以外に、その、ああいうことしてた人、いますよね?」

 

(わたしとのじゃない使用済み落ちてたの、アレは付き合う前くらいでしょ、それとも彼女のなの、だとしたら、もうすごいよあなた…)

 

『・・・いや、いないよ。』

 

(絶対嘘だ。)

 

「そうですか。」

 

「聞いてくれてありがとうございました。でも本当好きになれてよかったです。変な話ですけど、変わろうと思うきっかけになりましたし。話聞いてくれてイイ先輩、なんだと思います。クソな部分もたくさんあるけど、イイ人ではあると思いました。二年間相手してくれてありがとうございます。」

 

『本当、口だけって思われるかもしれないけどさ、申し訳ない。』

 

「先輩のこと好きになれてよかったです。ありがとうございました!」

 

『昼、食いに行くか。』

 

「時間大丈夫ですか?」

 

『ま、○時に着いてればなんとかなるし、大丈夫。』

 

彼は思い出と言って部屋の写真をたくさん撮っていた。

動画も撮るからごめんけど部屋から出てと言われた。

 

「思い出、好きですね、笑」

 

わたしはこの言葉を少し後でまた後悔する。

 

わたしも何度か敷居を跨がせてもらったおうちに頭を下げてお別れを言った。