かがみの孤城 上
どうもこんばんは。リカコです☺︎
今回はこちら🪞✨
実は大学のときに辻村さん大好きっ娘の友人にハードカバーで借りたことあるので2回目なんですけど驚くほど内容を覚えてない…
何故もう一度読もうということになったかというと、夏目くんと出会ったばかりの頃、彼が一番好きな本はこの本だと言っていたので調べてみるとなんと今年映画化すると。
それで一緒に行こうと言ってくれたのでそれは原作読んでおかなくちゃと思って読み始めました。
小説久しぶりに読んだんですけど
最近読書の集中力全然なかったわたしが
もうサクサクパンダで
気がついたらほぼ今日一日で読み終えてました😳
ファンタジーで絵本に近い感覚で読みやすい本だからっていうのもあると思いますが単純に作品としておもしろいからでしょうね☺︎
とはいえ、本編、主人公が学校に行けなくなるところから始まる明るくはない幕開け。
初手からこころちゃんの
行かないじゃなくて行けない
へのわかりみの強さとか(仕事に行こうとしたら体が動かなかった)
ここ最近までの自分と重なって
わかるよって気持ちと
お母さんのがんばろう!に
頑張らなくていいっ…!と思いながら読んでて
もう心がキュッとなって・・・
大学生のときに読んだときより、こころちゃんと同じ症状を発症したからか
今は当事者意識強めで読んでいました。
あとドキリとさせられたのが
ハルカくんが僕だから馬鹿にしてもいいと思ってる!とキレた時に
前頁のこころちゃんの
こんな男子。みんなから嫌われて、学校にも行けなくて、当然だ。
という台詞にフッと笑ってしまった自分がいたこと。
自分が苦しんだはずなのに無意識に自分も他人を傷つけてることがあるかもしれないしあっちゃいけないなと彼らを見て少し反省しました…
全く内容覚えてないのでまだ明かされてないアキちゃんの心のうちとかどうなってくのか下巻が気になる。
時系列バラバラになっちゃったけど
願いの鍵でこころちゃんがどうしても叶えたい願いがあるってあったときに
普通の学校生活が送れますように
とか
東条さんと最初みたいに仲良く戻れますように
とかかなと思ってたけど
(結構考える癖に小説読むとき単純脳になる自分は物語に入り込めてちょっとお得だなといつも思ってるw)
真田美織が、この世から消えますように。
が目に飛び込んできたときに
なんか一気にいろんな感情が湧いて震えました。
うまく説明できないけど
12、3歳の少女にここまで思わせるって相当なトラウマだし、そんな簡単な言葉で表せない怖さとか憎悪とか怒りとかそういう黒い感情がぐちゃぐちゃになった上で少女が出した結論なんだと思ったら胸が苦しかった、、。
そして下巻に続く3学期始業式にみんなで学校に行く約束が少年漫画ほどの派手さはないけどそれに負けず劣らずな胸熱展開で下巻が楽しみすぎます・・・!
あ、そうだ、期限付きの鏡の城の世界は
すぐ自分と結びつけたがるわたしのキモい癖だけど
夏目くんと会える期間と似てるなと思いました。(こころちゃんたちと違ってわたしからの一方通行であるのが申し訳ないけど笑)
この会える空間は期限があるけど
その日までにわたしもこころちゃんたちみたいに取り戻すとは、ちょっと違うかな、何かを得ようとしてるというかつかもうとしてるというか、うまく言語化出来ないけど、前に進むための空間になってるというか。。
また飛びますが、お母さん、最終的にこころちゃんの味方になってくれて本当によかった・・・
どうしてもこころちゃん目線で書かれてるからそっち目線で読んでると、母親のため息とか不機嫌な感じとか子供の頃自分も大人に感じたことがあるビクッとする感覚思い出して体が硬くなったけど、お母さんがこころちゃんの言葉をちゃんと聞いて信じてくれて涙を流してるとき、わたしも母親にはなれてないけど一応大人になったので、気付けなかった自分も責めただろうなって胸が痛かったし、でもお母さんが味方になってくれるって、(リカコはマザコンなので余計ですけど笑)すごく心強いよなって、だから悲しい展開じゃなくて本当によかった…
久しぶりの小説&一気に読んだから(ところどころで共感してメモせず読んだのも久しぶり、な気がする)、感想いつも以上に下手な気がするけどこの辺でおわり。
下巻へつづく・・・!