不器用リカコの書きたい人生

20代リカコが書きたいことを書きたいままに書くだけのブログです。

かがみの孤城 下

おはようございます。リカコです☺︎

昨日は急な情緒不安定に襲われ、コメダで急に泣き出すヤバい女になってたリカコです。

 

今まではこういうことがあったときは

誰か助けてと思いながらその気持ちをブログの下書きにたすけてと書き殴って

家の中だと蹲って

電車とか歩いてるときだったら

とにかく時が過ぎるのを待っていたのですが

昨日はつい携帯を手に取って

どうしようと送っていました。

もしかしたら電話できるかなって。

他人に寄りかかりすぎたら壊しちゃうからダメってわかってるのに、助けてほしいが先行しちゃうわたしはまだまだダメ子だなと落ち着いてから反省しましたが、時間ちょっとでも作ってくれて電話をくれた彼の存在がありがたすぎて感謝しかありません。

 

そして落ち着いたあとは

前回から待望のこちらを読了🐺🪄

 

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ハードカバーのときは一冊だったのですが

文庫では上下で分かれています。

かがみの孤城 上 - 不器用リカコの書きたい人生

 

いろいろ感想があるのですがまず

読了感がこんなにスッキリする本は久々で

あんな精神状態↑でもラストまで読み終えてスッと気持ち良く本を閉じれました。

 

とはいえ、実はドキドキしながら終えた上巻から下巻へ読み進めたとき

みんなが「会えなかった」のはどういうことかと、どんな答えが待ってるのかとワクワクしながら本のページをめくっていると

まさかのマサムネからの「パラレルワールド」。

 

なん、だと…………

 

んんんんん…

 

実は私リカコ、パラレルワールドの設定があんまり好きじゃないwww

タイムリープはそんなに抵抗ないのに何故かパラレルワールドが受け入れられない、稀に例外はありますが…(仁とかめちゃ好きだしw)

たぶんですけど、現実の世界とリンクさせてるようなストーリーの中にさもどんでん返し的な感じでパラレルワールドが出てくると、急に大富豪のジョーカー的な、チート発動みたいな気になるから、なのかなあ…

まあそんなわけで楽しく次の展開に期待で胸を躍らせていただけあって、ちょっと、ウッとなりかけてましたw

どうか、わたしの中の例外であってくれ…

と思いつつ、この時点で物語の面白さの方が勝っていたので思いの外(この時点での)設定は飲み込んで読み進められました。

 

読了感が凄くスッキリしていたのは

謎が残らず全て回収して解説してくれてるからだろうなと思います。

 

リカコは考察下手くそちゃんなので

わたしは鏡の世界の外で頻繁に出てくる

東条萌ちゃんと喜多嶋先生が実はオオカミさまに関わってるのかなとか思ってたんですけど

まさかまさかのリオンのお姉さまが黒幕(?)だったとは…

 

そして後書きのように綴られるエピローグで喜多嶋先生が誰なのかわかったときの

うわあああああ(歓喜)いう形容できない感情と言ったら…

 

細かい描写で凄いなと思ったのが

マサムネくんの名前がフルネームで出てきた時にこの本は丁寧にふりがな振ってくれてるのになんで 正宗 青澄にふりがな振ってないのかしら?わたし漢字苦手ちゃんでもあるから、しかも人の名前なんて、よ、読めん…急な不親切なんでや…

と思っていたら、これはこころちゃんが聞き取れなかったという描写で最後に振りがなつきで読者にも明かされるっていうのが

おしゃれ〜!!!と感動しました。

 

そしてまた考察苦手ちゃんが出てきたのですが

アキちゃんの記憶を辿っているときに「ベルにメッセージを残した」と表現が出てきて

内心「?」状態で読み進めて

ポケベルと出てきた時に

すぐに一番後ろの出版のページを見たのですが

2021年3月第1版の文字。

あれ、ハードが出たのってそんなに昔、では流石にないよな、、

あれ、なんか同じ世代のつもりで読んでたけど

そういえば時代設定って言ってたっけ?

と、勘がいい人はみんなの記憶の中に散りばめられている時代時代のキーワードでピンとくるのでしょうけど、わたしはすぐに

かがみの孤城 ポケベル」とググってましたw

それで検索結果にアキの時代、スバルの時代と見えて、ここら辺で流石ににぶちんなわたしでも(みんなが会えない理由って…)と勘づき始めたのですぐにぐるぐる先生を閉じて本の続きへ笑

 

『普通になりたい』をずっと心に抱えてたリカコを代弁するように

"普通になれない"はずっとこころが思ってきたことだった。

の一文。

共感で心が沈む、胸が締め付けられる。

その後のウレシノやリオンの

普通かどうかなんてどうでもいい

向い合った人間がただただ仲良くなりたい、好きになりたい相手だから友達になるんだっていうのが、客観的に誰かの相談とかに乗ってるときはわかるのに自分のことになるとわからなくなっちゃうなあって。

 

たかが、学校。

自分には行ける場所があるような、そんな気がしている。

 

闘うのが嫌なら、闘わなくてもいいと、

言ってくれた人だっていた。

 

自分に重ねちゃうけどすごく救われた。

それでこころちゃんはこのあとに

 

だから、戻ってみようと思う。

学校に。

 

「だから」っていうのがいいな、

わたしは逆の選択肢を現実世界でこれから取るけど

たぶんどっちの選択を取っても「だから」わたしはこうするって言える、言わせてくれるこの物語は素敵。

 

全2巻読み終えて、今回は登場人物が中学生にも関わらず、自分の現状・心情にリンクする部分があって色々感じることがありました。

本として、凄い素敵だなと思ったのがもう1点。

主人公はあくまでこころちゃんなんだけど

出てくる登場人物みんなに均等にストーリーがちゃんとあって脇役感を出させないみんなが本の中で活躍してるのがすごく好きでした。

 

映画、どんな感じになるのかしら

たのしみだな☺︎

感想書き漏れはいろいろありつつもこの辺で閉城 .。.:*☆

 

おわり

 

 

追記

アキちゃんが17時のルールを破るシーンが現実より死を選ぶ描写として秀逸だった…

生きて、生きて、こころちゃんに救われた命で今度はこころちゃんを救ってくれて喜多嶋先生ありがとう。