不器用リカコの書きたい人生

20代リカコが書きたいことを書きたいままに書くだけのブログです。

10月30日

10月30日はわたしの誕生日だ。

物心ついた時からわたしは自分の誕生日がだいすきだ。

そう。どんなに自分のことを嫌いだった時期でさえ、この日だけは「おめでとう」と言われる権利がわたしにもある!と強気になれる日なのだ。

それがどうだろう。

わたしはわたしのことがこの世で一番嫌い嫌い嫌いをたくさん経て

幼稚園時の時、「リカコ、将来お姫様になりたい!」と無敵だったときに戻ったように

わたしはわたしなりに可愛くてわたしなりに天才。よって最高自分好き。

と、まさか23歳にしてわたしからしたら最強な、わたしのことが嫌いな人間からしたら厄介で面倒な人間になったので24歳の誕生日もそれはもうたのしみだった。

が、社会人というのはどんなにたのしみでも誕生日でも仕事はいつも通りあるし(世の中には誕生日休暇なるものがあるらしいがあえて普通の日の方が好きだったりするやはり面倒な人間がわたしなのだが)

11月頭にある大きな催しの準備と何故かトラブルばかり起こる自部署の処理に頭数のいないわたしの部署は使えない新人さえもナポレオンよりも少ない睡眠時間で毎日戦っていた笑

 

さらに最悪なのが社員旅行で一年目は出し物をしなくてはならずそのダンス練が定時の後にあることだ。

ダンスは好きだ。下手くそだけど。

社員旅行も出し物も目立つことも好きだ。

じゃあ何が最悪か。

会社の定時は18時でもわたしの定時は20時だ。

18時に仕事が終わるはずがない。

しかもこのクソ忙しい時期。

同期連絡網で何度「終わらないので今日はいけません。すみません。。。」と謝り倒していることか…………

そして、確かブログにツラツラ休日がないことへの闇をゲロっていたくらいの時にも連絡網で練習に参加できないかもしれないことを伝えると個別LINEでとある同期の女の子が

「30日バースデー大丈夫?」

「誕生日うちお祝いするって話してたけど帰れるのかな〜と」

という覚えのない約束の話をしていて

いや、正確には平日もド平日の当日に祝って貰える話じゃなくて、誕生日お祝いしてあげるよ〜というただの社交辞令だと思っていたので

まさか当日お祝いする気持ちの準備をしてくれているなんて思ってもいなくて

そんな好意を無駄にするなんて絶対できなくてというかしたくなくてだからどうにかその日に照準を定めて臨時で現れる仕事もどうにか処理しながらなんとか19時には上がって

しかもそれも彼女は先に出て準備をするから好きな時間まで仕事して大丈夫!

という連絡まで残していく彼女の完ペキ具合…………

 

わたしの家でお祝いしてくれるということだったので、途中の駅で待ち合わせして彼女と一緒に帰宅。

今まで人を入れるときは絶対に入念に片付けていたのでド平日の荒れ果てた家に人を入れたのは彼女が初めてだった笑

わたしの狭い部屋に人が立っているという第三者の視点で部屋を見て改めて狭い部屋だと気がつく。何となくその感覚がわたしは好きだ。

 

壊れかけた小さな机の資料やら物をどかしている間に彼女はレンジを好きなように使い、皿とランチョンマットを渡すとおもむろにパーティ(笑)の準備を始めた。

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やはり、誕生日に食べる好物の餃子は格別だ。

味はもちろん母親の餃子がいちばんだが

わたしの小さな部屋の小さな机にたくさんおかずを並べて人と向かい合って食べる夕飯はこんなにも美味しかったのか。

少し涙が出そうになったがヨダレの方が先に出たのでモリモリ食べた笑

 

そろそろ晩餐も終わり

「今日はありがとう」と伝えると彼女は

『これからだよ?』と言ってわたしが皿を片付けている間に何かを出し始めた。

謎の厚紙の束とセロテープと両面テープ。

 

『誕生日プレゼントをこれから一緒に作ります』

 

そう言って彼女は完成図が見えないように途中までわたしに作るように指示した笑

完成図が見えない状態で何かを作る難しさよ笑

始まる前の様子がこちら

 

 

お気付きかもしれないですが、途中からブログを書いてる時間が違うので文章が変わってしまいました笑

前のに合わせて書こうとしたら気持ちをダムに堰き止められてるみたいでキモくなったので書きやすい文体に変えます笑

 

この後カメラをいい感じにセッティングしてYouTuberの真似事みたいな感じで特に誰に問いかけるでもなく、仕事のこととか同期のこととか普段のこととかたわいもないことを作業しながらダラダラ話してとても楽しかったです。

わたしは恐らく相当なかまってちゃんなのですがこの歳でもこうやってかまってくれる人間がいることは本当に有り難いです。

 

そして完成品はこちらw

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おわかりいただけるだろうかw

 

そう。

 

ガラポンwwwww

いや、ガチャガチャか???www

 

どっちでもいいが言われるがままにガチャガチャを回してカプセルを開けると番号が書かれていた。その番号を彼女に見せると

 

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か わ い い !!!

ぴこりんの友だちができた!!!

にぎにぎしてストレスをぶつけるリラックスボールだそうだ。

 

余談だがわたしが可愛がっている友だちのぴこりんは4年前の誕生日に友人にプレゼントしてもらった。まさかこのときは夜行バスに乗って行ったこの地の本社に勤めることになろうとは1ミリも想像していなかったな。

何故この友人がわたしにひよこのぬいぐるみをプレゼントしたかというと当時わたしは声優の「岡本信彦さん」の熱烈なファンでそれを知っていた彼女は岡本さんが「風使い」である噂を聞いたらしく(詳しくはググってください笑)風といえば鳥………ひよこをあげよう!という思考に至ったらしく、オタクはよく自分の推しキャラのぬいぐるみを"ぬい"と何故か略してライブや聖地巡りの遠征に連れて行き写真を撮ったりするのが好きだったりする(人によるが)

例に漏れずわたしもそういうものに憧れていた。だがわたしの好きなキャラのぬいはなかなかなかったし、あっても可愛くなくて欲しくなかった。そこに来て好きな声優さまつながりでだいすきな友人からもらった可愛いひよこがわたしの元に来たのだ。そこら中に連れてっていった笑

彼はそこらの人よりいろんなところに行っているのでその旅路はまた別の機会にでも書こう笑

 

そんな大切にしている彼の存在をうすらぼんやり知っていた彼女はひよこが好きだと思ったらしくストレス過多のわたしにプレゼントをセレクトしてくれたというわけだ。最高かよ。

ちなみに好きな動物はカピバラとウサギである笑

 

続けてガチャガチャ。

 

次の番号で出てきたのは大量の『栄養ドリンク』笑

最近体を誤魔化すために毎日飲んでたからなw

というかガチャガチャの分プレゼントがあるのか???

お金大丈夫???

あまりのサプライズに若干の申し訳なさと嬉しさとが入り混じっているとまたガチャガチャするように促された。

 

次の数字で渡された袋を開けると素敵なハンカチが二枚。

ハンカチ会社でめちゃめちゃ使う!

日中は机の上に置いておくことが多いから

お洒落なのだととてもテンションが上がる!

ハンカチやタオルって使うのになかなか自分で買わないのですごく嬉しかった。

今週末のイベント(仕事)でもわたしの中の景気づけに持参しよう。

 

そして次に引いた番号で準備をするから目を閉じるように言われ部屋の電気が消された。

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!!!!!!!?????wwwww

 

 

そして思いの外出る煙に火災報知器って大丈夫なのかな?というわたしの純粋な疑問に

どうしようを連発し焦り出す彼女w

とりあえず窓開けるかとうしろの窓に手をかけると………

 

\\\パカっ!!!///

 

 

!!!!!???wwww


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花火が終わると急に生贄の祭壇のようになったロウソクが回り出したのだwww

 

そしてさらに回りながら電子音のハッピーバースデーソングが始まったwww

 

なんだこれ!!!!!wwwww

めちゃくちゃ嬉しい!!!!!www

 

そしてハッピーバースデーソングの終わりとともに火を吹き消したのもつかの間、

彼女は最後のカプセルをガチャガチャするように促す。

ここまでしてもらってまだ何かあるというのか。

 

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番号が、、、ない?

 

『はい!ということであとの時間はわたしと2人で過ごすということです!以上!おめでとう!!!』

 

なんて素敵でおもしろい人なんだろう。

 

ちなみに数字を入れたメモ帳は以前友人にもらったお誕生日プレゼントのメモ帳でたまたま二羽並んでる挿絵があったから上手いこと言ったようだ。なんかとても好きだなと思った。

 

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あとから知ったが彼女はこの日終電を逃したらしい。

回るロウソクは写真スタンドになるらしくその写真を彼女がまた準備してくれると言っていた。

 

ちょっと馬鹿にした感じでもわたしのインスタをよく見ている証拠の文章が刻まれたガチャガチャはわたしの部屋に飾られている。

 

24歳の初日は最高のスタートだった。

ありがとう素敵な同期✧⁺⸜(●˙▾˙●)⸝⁺✧

彼女の誕生日は310。

人の誕生日を覚えられないわたしだが1030に近しいものを感じた彼女の誕生日を忘れないだろう。

 

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