不器用リカコの書きたい人生

20代リカコが書きたいことを書きたいままに書くだけのブログです。

わたしの仕事

出張だった。

 

わたしの初の大仕事、のはずだった。

 

結論から言えば惨敗。

 

先輩が私の為にマニュアルを作ってくれていた。

私がパニックになっている時、指と視線で指示してくれた。カンニング大アリの中の惨敗。

もちろん仕事という意味では成功だが、私が成した仕事という意味では大負けである。

 

先輩にマニュアルをお守りにしていてもいいかと聞いたら、もちろんいいよと答えてくれた。

何か言われたら俺が死んだ時のためですってことで笑

と微笑んでいた。

 

この人が死ぬと会社にとって大きな痛手である。何故なら先輩がやっている仕事を実質できるのは2人。

マニュアルは素晴らしいけど死なれたらほんとにただのお守りになりかねない。

 

目的の仕事は予定よりだいぶ早く終わった。

 

今日のために後ろ倒しにした自分の仕事をした。またわからないことばかり。

でも上司には聞きにくい。でも聞かないと。

でも聞く前に調べないと。調べまくった。結局聞かないとわからないことに絶望した。

 

予定より早く終わったことで予定より時間があった。

先輩に相談できる機会は今日くらいしかない。今日を逃したらもうしばらく会えない。

でも言い出せなかった。

 

ただチャンスが巡ってきた。

定時のチャイムが鳴った時に、不意に力が抜ける瞬間があった。その時に軽い感じで

 

「先輩、私この先どうしたらいいですか?笑」と声をかけた。

 

先輩はえ?wと言いながら、ちょっと考えてから人がいないところで話そうかと手帳を持って立ち上がった。わたしもノートと上司が買ってくれたフリクションを握ってついていった。

 

どうすれば仕事ができるようになるかわからなかった。

今日もあんなにサポートしてもらってこのザマ。上司もわたしの仕事のできなさには呆れて態度で示すくらい嫌いになっている。(いろいろ思ったけどやっぱ上司はすごく好きだし、ついて行きたいと思ってるけど今はついていくというより足枷でしかない。)でも頑張り方がわからない。土日何してるかわからないくらい仕事してるし仕事何してるかわからないくらい仕事できてない。その事実だけの人生になってて毎日死にたかった。最近は臨時の仕事でいろんな部署の人と話して死にたさはなかったけど、仕事を楽しいとは思えてなかった。

 

そんな思いが言葉よりも先に溢れて泣いた。

24歳社会人2年目。

情けないけど喋れば喋るほどよくわからない思いがこみ上げてきて泣いた。

なんならコレ書きながらもまだ泣いてる。

残念ながら脳みそのキャパも小さければストレスレベルのキャパも小さい。

そりゃそうだ。満員電車で病院送りになって家族ぐちゃぐちゃにして出てきた女だ。

でも社会に属していたくて仕事は辞めたくないし、こんなわたしを採ってくれるとこは今んとこここしかない。

 

涙が止まらなくて止まらなくて止まらなくて。

 

「よし!飯いこ!」

 

初めてふたりでご飯に連れてってもらった。

 

全部が全部うまくは話せなかった。

近いからこそ話せないことはある。

でも。

初めて同じ仕事をしてる人、先輩とプライベートな時間で話を聞いてもらえた。

先輩も同じ仕事やってる人いないからわかってくれる人がいない気持ちはわかると言ってくれた。

 

元々人よりできるようになる(結果を出せる)のに時間がかかる人間のわたしに対して

優秀すぎる上司は、きっと彼はなんでできないんだってイライラしてるだろうなってそれがもう苦しくて、なんでできないと思われてもスペック以上のことはできないのだ。

もちろん人より時間がかかる分人より時間をかけている。

昔からそうだ。

小学生の時勉強が苦手で100点以外は許されなかった。泣きながら勉強した。

42人中40位になるくらいマラソン苦手で毎朝走りに行った。でも40位。

球技大会で迷惑かけたくなくて毎日バスケットゴールにゴールを入れる練習をした。

ほぼパスは回ってこなかったし、回ってきても何もできなかった。

バレーボールクラブでみんな上手で足を引っ張りたくなくて毎日練習した。

結果わたしのサーブミスで準決勝。

初めて数学を学んだ時、先生が何言ってるかわからなくて解説されても答えられなくてみんなの前で恥をかいた。すごい悔しくて死ぬほど勉強したら数学しかできなくなって文系だったのに何故か理系になった。

中学の吹奏楽部はどこのパートも引き取ってくれなくて、小編成異例のゆーふぉ4本で引き取ってもらった。初見が苦手で音楽室の楽譜を適当に引っ張り出して初見の練習をした。音程取れなくて毎日寝る前にチューニングの音を聞いて寝た。リズム感なくて廊下歩きながら裏打ちの練習をした。

音程も取れるようにならなかったし、リズム感も悪かったし、楽譜も苦手だから練習で刷り込むという方法にシフトチェンジしたけどたくさん練習してたから音色だけは良くなって高一でコンクールのソロもらった。でも練習では音程取れなくて、歌合奏で自分のソロの音変な音程で歌ってざわつかせた。ゆーふぉは音程一番とりやすい楽器だから勝手に音程とってくれたからね笑、音程わからなかったけど倍音がわかるようになってなんかハモってるからあってるわ、ハモってないから会ってないわチューナーみよ、あ、低いのか、みたいな判断しかできなかった。

できないできないできないの中にちょっとだけできるがはいる人生なのだ。

 

だからどの部署に行っても結果出せてないのも仕事覚えが悪いのもきっと変わらないだろうけど。

 

優秀×3にわたし。

他部署のじいにはわたしの部署は3人だな!って仲良いから冗談だけど、わたしもそう思うと笑いながら心の中で真顔だった。

 

先輩が俺が死んだ時のためと、笑っていたけど

先輩が死んだら会社が困るのが羨ましくて

今のわたしなんて死んだところで困らない(どころか上司は邪魔な奴が一人居なくなってその分優秀な人入れればプラスかもしれない)のがツライです。

 

早くそこに行きたい。

 

『でもまあ他部署の仕事はできないけどさ、3人しかできない仕事のうちの一人になろうとしてることもっと自信もっていいと思う』

 

ほんとわたしはズルいと思う。

 

大丈夫って言って欲しかっただけなのかな。

 

それだけじゃないのは確かだけどそれもあったのは確かかもしれない。

 

12も違う訳わからないこと言う後輩を見捨てないでちゃんと教えてくれる人ってそうそういないよね。

 

他拠点だからパニクって電話かけて1時間もいろんな質問ぶつけたりとかしたのに怒らず(流石にその日は疲れてたけど)、わからんことあったら聞いていいよって言ってくれて。

 

前職のこととか専攻のこと聞いたら少し自分に近いところがあったりして、化け物だと思ってた先輩がちゃんと人間でできないところから積み上げたんだなってわかって。

 

仕事楽しくないって言ってごめんなさい。

 

先輩が楽しくなかったらここにいないよねって微笑んでるの見て少し自分の言葉に後悔した。

 

でもずっと抑えてたことだったから言ってやったって気持ちもあった。

 

でも手放したくない。

わたしはここで死んだら困る人間になりたい。

 

ただ。目指すものが少し変わった。

やっぱりわたしは論理的な人間ではない。

感情と表現が心身を満たしてる人間だから利益と論理だけでは動けない。

心を動かされたもののために動きたい。

 

今日、心を動かしてくれたこと、お腹を満たしてくださったこと、言葉の安定剤をくれたこと。

 

仕事で返します。まだ時間かかるけど。

わたしのスペックは伝えたからそこはどうしようもないけど。

 

世間的に負けでも私たちは天使。

 

忘れないこの悔しい気持ち。やるせない気持ち。死を惜しまれたい気持ち。

 

正直向上心も誇りもないから悔しい気持ちはあまり良い薬にならなかったけど、優しくしてくれて力を貸してくれる人に背きたくない。

 

可視化された最低評価で同期の中で一番金もらってないことが露わになったわたしがどこまで上がれるかな。

 

わたしはわたしの良いところ最近気が付いたんだ。

それにわたしの仕事をプラスしてわたしにしかできない仕事に絶対する。

 

でもまあうまくいかなかくて死んでも困らない人間にしかなれなかったら、、、

 

その時は自分で自分を殺す前にまた別の道を探しましょう。

きっとその時が初めて向いてないことだろ、

今んとこ社会人も人間も向いてねえからな笑

 

何度も言うけど神よ!

わたしのネジ何個もつけ忘れたことは生涯恨むけど、それがもし素敵な方との縁のための代償なんだとしたら感謝してます!!!

マジで人に恵まれる人生をありがとう!!!

 

とりあえず生きる!

がむしゃらに、ではなく目の前のことをとことんと詰めて詰めて詰めるを積み上げる!

 

それが今のわたしの仕事。

そしてわたしの仕事を確立させるための今。

 

ほんじゃさいなら。