どうもこんにちは。リカコです。
本好きに怒られるかもしれません。
鞄の中で事故が起こりまして・・・
おっかあ、ご堪忍 ＿|￣|○
＼_(メ｀ロ´)o”＜切腹！！
新品の1巻つけて返すから。。御免っ！！！
表紙(実は中も雨の日の水分を吸って悲惨なことになってるなんて言えない…)「ねこのばば」読了しました。
実家に帰った時に借りてた3冊を来週実家に帰る予定までに完走できてよかった( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
三巻もいくつかの話に分かれてたんですけど、それぞれなんかずっしりくる言葉が散りばめられてて、『妖ものでコミカルなんだけどね、考えさせられるのよお』という母の言葉を思い出しました。1200%本人言ったこと忘れてると思うけど、言ったら、でしょ！？っていうだろうなあ、うん。笑
以下ネタバレパラダイスですのでご注意を！
しゃばけ(第一弾)感想↓
ぬしさまへ(第二弾)感想↓
【茶巾たまご】
以前、芸人のシソンヌが「設定の説明をするのが嫌」的なことを言ってたか書いてたか誰かのコメントで読んだか忘れたんですけど、日常生活で普通しない設定説明見たいのをコントの会話の中に自然に盛り込んでいる、彼らはらしいんですよ。
今回、茶巾たまごの回で、金次という男が現れて最後に正体がわかるんですけど、"ただものじゃない(人間じゃない)"という説明は最後までないにも関わらず、生活の中の、しかも金次本人ではなく周りの人の所作でそれが自然とわかるように描かれてるのが、野暮な感じがしなくて好きでした笑
野暮を否定で使う言い方たぶん間違ってるんですけど、ちょっとうまく表現できないのでご堪忍笑。
余談ですけど、"おまき"さんが出てきて、動揺して読む前に「しゃばけ おまき 2回目」とかネットで調べちゃいました。これは野暮ですね笑
【花かんざし】
『選びたくない道しか目の前に無いとき、人はどちらを向いて、脚を踏み出すんだろうか……』
正解を知ってる人間ってこの世にいるんですかね。。
【ねこのばば】
悪徳政治家みたいな坊さんが、猫を返して欲しけりゃ協力しろと現れて、なんや嫌な感じの人やなあ( ꒪⌓꒪)と思って(表情とか言動もちょっと悪意ある感じで描写されてる笑)読んでました。
が、ラストで過ちを犯した弟子達に対して
「誰が一人の僧に謝れと言っているんだ？わたしには御仏に懺悔するようにと言ったんだ。お前たち僧なのに、そんなことも分からなくなっているのか……」と泣きそうな表情で言うところで、自分の中に芯が無いと言えない言葉だわ、この人ちゃんと自分の中の善悪(世間と一致してるかは別として)を持っていて、自分の言動に責任と誇りを持ってるんだと思って、足らねえな、自分は、、と。
「ただ、あの僧たちが本心、気がついてくれればいいんだがな。ものごとには、いくら反省して謝っても、追いつかないことがあるのだと」
「だからやってしまったことは、死ぬまで己で背負っていくしかない。重いことだ。」
弟子達が自分のもとを去った後、彼らの今後を案じて言った言葉に、寛朝氏の生き方が現れてて、悪徳政治家的なところは変わらないはずなのにこの人カッコいいなとあっさり印象を書き換えられてる自分がいてしてやられたりって感じでした笑
そして彼らのような罪は犯して無いものの、後ろめたさも無くはなくて、普通にウッってなりました。まさに悔い改めよ、ですね、、、。
【産土】
ところでこのタイトル、、、なんて読むの？←
この話はね、完全にミスリード、させられました！
わたしだけなのかな！？
え、みんな思ったよね？
若頭って一太郎さんのことだよね？と。
それで？そのお人は、、、？
の一太郎さんの問いかけで、ものすごい勢いで前の頁に戻りましたよ笑
たしかに、長崎屋なんてどこにも書いてなかったし、先日はしかにかかっただけで病弱とは書いてなかった…！や、やられた…
それにしても、犬神、いや佐助の過去は、仁吉人気を覆すエピソードですなとオタク心で読んでしまいました笑
仁吉の過去は女ファン的には仁吉の想い人出てきちゃうからね、それに比べて佐助の過去は人情(妖だけど笑)とひとりぼっちだった時の母性くすぐる一面もあるからこのエピソードで女ファン増えたね、やったね佐助！(誰目線笑)
【たまやたまや】
展開が意外でした。
齢18の一太郎にしては切ない話になってるなあと。
お春があっさり(実際変な謎かけしてたのであっさりではないけど)結婚するとも思ってなかったし、一太郎の実は恋心あったパターンの描写だったからてっきり。。
『他の男が、気に掛けている娘さんのことを話すのは、結構嫌なもんでしょう？いえ、それだけです』
が、なんか形容できないんですけどめちゃよかった。。
今まで読んできた一太郎の中で一番「大人」を感じた瞬間だった。
近くにいたら彼の目を見て手をとって一回ギュって強く握っちゃいそう笑
＊
今回は読み終わってすぐかけたからなんかスッキリ〜✨
苦手なシリーズものだけどなんやかんやで楽しくサクサク読めました。
来週実家で続き借りちゃうかもな笑
